チップの心臓の状態が悪化。長い一日。

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4月12日 術後9日目のこと

この日の明け方からチップの様子がおかしいと感じ、メモを取りはじめました。

午前中に受診して注射をしてもらいましたが、帰宅後も呼吸が苦しいのかつらそうに過ごしていました。舌を出してハァハァするような感じではないのだけど、肩やお腹のあたりを大きく動かしながら息をしていました。当然ごはんは食べられず、かといって無理に食べさせることもできない状況でした。

私がチップにできることは側にいることしか残されていないのかも知れない。そんなことを感じながら一緒に過ごしました。

長いような、短いような一日でした。

 

ここでは、チップの様子と私の行動、そのときの思いなどをメモから抜粋して書いています。()内は分かりやすいように補足した部分です。右下、左下というのはチップが寝ている体勢のことです。

 

2時55分

家族はすっかり寝ている、かすかな物音で目が覚める。どうやらチップが歩いているみたい。チップは夜中に起きて歩きまわることもあるので、いつもの徘徊?かな、と思って足音がする台所の方へ見に行く。

(台所はフローリングのままなので)ときどき滑りそうになりながらチップがゆっくりと歩いたり立ち止まったりを繰り返す。しばらく様子を見ていると、立ち止まって、少しずつ前足を伸ばしてふせの状態に。これもいつものことだが、なんか変な気がする。

心拍数と呼吸数はいつもと変わらない。呼吸音に耳をすませてみると少しゴロゴロしている感じもしなくもない。(チップは無理やりでも口をあけない子なので)舌の色は確認できず。もしかしたら苦しさが増しているのかも。

(ゆっくりチップを抱きかかえて居間で寝ている妹の)ふとんに連れていき、しばらくとんとんしていました。チップはいつものように布団に顔をぐりぐりしながら次第に入眠。私もベッドに戻る

 

5時30分

チップが動いているような気がして再び目が覚める。居間にいくと、おしっこ場の近くで腹ばいになっているチップを発見。近くで透明の水を吐いたようなものがあり、その上にねてしまったのか前足と胸のあたりが濡れている。タオルでふき取って乾かし、おしっこが出るような様子はなかったのでまた妹の布団へ連れていって寝かせる。

 

9時30分

「チップ朝ごはん食べてないから後であげてね。病院行くだろうけど苦しそう。おなかも痛いのかな。」と妹。私が起きた時、チップは絨毯の上で腹ばいになっていて、寝姿はいつもと変わらないが、あきらかに呼吸が速くなっている。激しくハァハァはしていない。ほんの少し震えもあり。

病院に行くまでの間にもチップはごはんを食べる素振りなし。

病院に電話(最近は新型コロナの影響で、動物病院には電話をしてから行くことになっていました)。バスタブに寝かせて出発。

 

11時

診察時のチップは、先生が少し見ただけでも分かるような苦しそうな呼吸。明け方からこの様子でごはんも全く食べそうにないことを伝える。利尿剤+ステロイドの注射する。夜に飲ませる飲み薬を2種類もらう。注射をされてチップは首を軽く振ったが、またすぐに苦しそうな呼吸をし始める。

帰ってから朝ごはんを食べるかどうか、薬を飲めるかどうか、すべてはそこにかかっているのかもしれない。復活してくれるだろうか。こないだ利尿剤を飲み始めてから様子を見過ぎたのか。もっと早く病院に来ていれば悪化せずにすんだのか。

 

13時

苦しいチップに寄り添うトイプードルプリン

 

病院から帰ってきてからチップはずっと寝ている。ごはんもちゅーるもトマトも、お水も口にしない。ときどき咳やくしゃみと一緒にけっこう鼻水が出てくる、溺れないように適宜ティッシュでふき取る。

マットの上に寝かせても、ちょこちょこ体を動かして落ち着かなくなってくる。苦しさはさほど緩和されていないのか。

(マットはふかふかすぎると胸やお腹が圧迫されて苦しいかもと考え、いつものクッションではなくて長座布団のようなものに寝かせました)

 

14時30分

あちこち動き回るチップを見守る

 

体を起こしてヨロヨロ動きはじめる、なんとなく支えながら歩く。絨毯におしっこをたっぷり。その後もヨロヨロしながら落ち着かず、苦しそうに呼吸。

 

17時

苦しそうに横たわるシーズーチップ

横たわって少し苦しそうに呼吸をしている。目の表情がいつものチップと違って見えた。

 

再び起き上がるシーズーチップ

少し経つと自分で起き上がって移動。

 

ヨロヨロ動いては寝るをあちこちで繰り返し、立派なうんちをする。

 

18時

チップはごはんを食べられるような状態ではない。今朝からの状態を見て、「もう無理かもしれない。これ以上無理はさせられないかもしれない。」という思いが消えない。延命につながらなくとも、チップが少しでも楽になるか?薬を飲ませることにする。

(チップは元々、まろんやえいとのように口をあけて飲ませることができない子です。チップに薬を飲ませるということは、無理やり飲ませることだと分かっていました。でもやるしかありませんでした。)

 

動物病院でもらった薬

血管拡張薬と気管支拡張薬

病院でもらった気管支拡張薬と血管拡張薬。

 

チップを抱っこして口を開けようとするが全くだめ。あごの力つよすぎ。それでも両手でこじあけてなんとか舌の奥へ。すぐに口が閉じる。飲み込めたか分からない。祈る。口を開けた時に中指噛まれた、力すごい、歯もすごいから指に穴が開いた。痛い。

 

19時

さっきので心折れる、でもフォルテコール(いつも飲んでる心臓の薬)飲ます。チップ、ウーというような声をあげて頭をイヤイヤする。これだけお願い、と言って口の中に入れる。また飲み込めたか分からない。泣きながらチップを抱きしめて祈った。あごの力は強いけど、体の力はなくなってきている。

 

20時

落ち着かない状態が続いているのでマットで寝かせる、左下。嫌がる元気ない。目でものを追わない。

(妹に)メールしたけど明日の17時半に仕事終わったら来るという。それじゃ間に合わないかもと言ったが、明日早いから今日は来ないらしい。チップ待ってるかもしれないのに。

 

(チップの飼い主は妹です。私とは別のところに住んでいて、仕事を休めない妹の代わりに私の家でチップの面倒を見ていました。この日は妹が仕事終わり次第、チップは妹の家に戻る予定でしたが、チップが移動できる状態ではないためこのままお世話をすることにしました。考えたくないけどチップがそれほど長い時間頑張れなかったら…と思い、短時間でもいいから妹に会いに来てほしかったのです。チップが生後2か月で家に来た時から今までチップと長い間一緒にいたのは妹ですし、チップが一番好きなのも妹です。チップのことを思うと悲しいやら悔しいやら複雑な気持ちでした。)

 

22時

シーズーチップに近づくえいと

横になっているチップにゆっくりと近づき、くんくんしているえいと。

 

シーズーのチップを心配そうに見守るえいと

いつもならチップは嫌がるのに元気がない。えいとは不思議そうな顔で見つめていました。

 

苦しいのか自分で動いてテレビの方へ。テレビの前で母がなだめている。右下。

 

22時30分

また動き出す。ヨタヨタで自力では歩けない。左下でマットに寝かせる。そのまま過ごす。

 

23時

ときどき「う~」とお腹に力入れて力んでいるような。口の中で小さく舌を動かしている。シリンジで歯茎のあたりから湿らすようにお水、舌をペロペロして飲めている。ゆっくり5cc。

 

23時30分

起きて動きたい様子だけど自力で全く立てない。落ち着かせて右下で寝かせるがちょっとゴボゴボ聞こえる。息荒く苦しそう。体支えて上半身起こして過ごす。落ち着いたのか舌をペロペロ、水2cc。

そのうちジタバタ、苦しいのか、目見開くような感じ。左下にするがあまり変わらない。

 

23時45分

少し落ち着いたか、目半分閉じてきている。呼吸リズムは変わらず早いがスース―している。

力んでオナラ出る。軽く腹部マッサージ。嫌がらない。

チップの隣で一緒に横になる。

 

次の日につづきます。

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