おねがい 今日の記事はチップのお葬式・火葬についてです。写真もあります。必要な方、読みたい方だけご覧ください。
4月15日 チップのお葬式
チップが亡くなった翌々日に火葬をしてきました。
チップの最期には立ち会えなかった妹も一緒です。本当は火葬は亡くなった日の翌日を考えていたのですが、ちょうど仕事の休みが合ったし予約もとれたしで本当に良かった。母は仕事を休めなかったので、様子を伝えるためにも動画や写真をたくさん撮りました。
葬儀場に到着。
車から降りてチップを抱えて歩くと、チップの耳がゆらゆら、毛がふわふわと。チップがまだ生きているように見えて、一瞬どきっとした瞬間。
今回もまろん、マッシュ2号のときにお世話になったペットセレモニーもみの木へ。
到着すると玄関でスタッフの方が出迎えてくれました。
受付
受付でチップを一旦預け、チップに持たせるもの(チップと一緒に火葬したいもの)、祭壇に飾ってもらいたいものやお花をスタッフの方に伝えて渡しました。
持たせるものは、チップがいつも使っていたブランケットを。祭壇に飾るものとして写真、トマト、名前入りのごはんテーブル、ちゅーるなどのおやつ、置いて飾れるタイプのお花、チップクッションを持っていきました。
そのほか、お花を何種類かと、チップが愛したモンステラの葉っぱ一枚。お花はチップの体のまわりに並べられるように、後でスタッフの方が茎を切って用意してくれました。
チップの準備ができるまでの間、希望のセレモニーホールをスタッフに伝えて、待合室で受付用紙に名前やチップの年齢・体重などを記入して待ちました。
ここ、もみの木には洋風と和風の2種類のセレモニールームがあります。チップの葬儀プランでは棺はクーハン型で洋風のもの。お部屋も同じく洋風がいいだろうとそちらを選びました。ちなみに、まろんもマッシュ2号も同じお部屋でした。洋風のお部屋は大きな窓があって日当たりがいいので、私の好みでもあるのです。
チップと再会
準備ができるとスタッフの方が声をかけてくれました。いよいよチップとのお別れの儀式がはじまります。
お部屋に入ると華やかに飾られた祭壇と、クーハンに入ったチップが。
昨日で落ち着いたと思った涙がまた復活しそうでした。体を拭いたり、毛を少しカットして、お花を置いていきます。
チップちょっとお花に埋もれすぎたかな?
いろんな色のお花を飾りました。妹いわく、チップのイメージカラーは赤。お花やトマトの赤がとっても似合いました。
この後、お焼香をしたらスタッフの方は一旦退出され、しばし家族だけの時間です。最後にチップと記念写真を撮ったり、体や頭をなでたり、思い思いに過ごしました。
最後に、生前よくやっていた手のマッサージを。
2月にあたらしいおうちに引っ越してから出会ったモンステラの葉っぱも大胆に。チップはなぜかこれが好きで、自分で葉っぱのところに行っては体をゆらゆらしてたんです。
その姿がとってもかわいかった。
この最後の時間なんて何時間あってもきっと足りない。ゆったりと時間が流れているようであっという間。意を決して、ドアの外のスタッフに声をかけました。
いよいよチップと本当のお別れです。
ドアが閉まったら、もうチップの体に触れたり抱きしめることはできません。ついさっきまで笑顔でチップを見つめていたはずなのに、涙をこらえることができない。
「チップ、またね。」と頭をなでてつぶやくのが精一杯でした。
お空にのぼるチップ
チップの姿が見えなくなったあとは外に出て煙突を眺めていました。かすかに見える煙が空へ空へと上っていきました。
(最近は二次燃焼方式で煙の排出を極力抑えている火葬場が多いと思います。昔のように黒い煙がもくもくとは見えませでした)
火葬の時間は一時間ほど。敷地内にある合同墓やドッグランを見たり、室内の納骨堂にお邪魔したりしていました。そのあとスタッフの方がお茶を出して下さり、談話しながら過ごしました。
お骨上げ
スタッフの方が声をかけてくださり、祭壇に飾っていたものをお骨上げをする部屋に移してもらいました。
改めてみると、チップクッションが一番に異様な存在感を放っています。
スタッフの方がひとつひとつ丁寧に骨の部位を説明してくれました。
まろんのときにはじめてこの葬儀場にお世話になりましたが、爪から尻尾まできれいに骨が並べられているのに驚き、感動しました。
ここで、もともと予定していたサイズの骨壺だと入らないかもしれないとのことで、500円で骨壺をサイズアップしてもらいました。
骨壺に骨をひとつひとつ入れていきます。
手や尻尾の骨なんかほんとうに小さくて、落とさないようにおそるおそる…
小さい頃に親に怒られながらお箸の練習をしたのはこのときのためなんじゃないか、と思えるほど、ほんとうに小さいのです。
チップの骨は細部までほとんど崩れることなく残っていました。
まろんはチップより若い12歳という年齢だったけど、やはり病気の関係か崩れている骨も多かったんです。もともと小柄だったから体は弱かったんだろうかと家族で話していました。
チップは足の骨も背骨も、ろっ骨もしっかりしていて、妹と「さすがチップだね」などと言いながら骨をおさめていきました。
さいごに喉ぼとけと頭の骨をおさめたら、スタッフの方が蓋をかぶせて固定し、骨袋におさめてくれます。骨袋の紐がきゅっと結ばれる瞬間、なにか一区切りついたような、悲しいけれども安心したような不思議な気持ちになりました。
ものすごく小さくなったチップと一緒に。あとは無事におうちに帰るだけ。
全員集合
我が家はまだ納骨堂などは利用しておらず、みんな家にいます。居間にみんなを大集合させてチップを迎えました。
左奥の白い骨袋からマッシュ1号、レオン、マッシュ2号、手前の左がまろん、右がチップ。
そろそろ納骨堂を利用するか、自宅にMy 納骨堂が欲しくなってきました。気持ちとしてはもう誰のお骨も増えてほしくはないのだけれど。
えいともお参りする?いいえ、お供えしたごはんを狙っているだけです…
きょうのおわりに
火葬が終わったあとはもちろん悲しさはありますが、ちょっとほっとした気持ちもあります。チップをきれいな状態で見送ることができて良かったなと。
本当は亡骸であってもずっとそばに置いておきたい。でもそうはいかないから。
我が子を見送るのはこれで四回目だけど何ひとつ慣れないし、相変わらず悲しいです。にぎやかなえいとやプリンのそばに、チップがいないことがとても悲しい。
悲しいけれど、夜はえいとたちにごはんを食べさせて、うんちを片付けて、次誰かするかなって待ってたら誰もしないから手洗って、戻ってきたら誰かしてて「みんな一度にやってよ、手洗ってきちゃったじゃん」て文句言いながら、でも「いいうんちしたねぇ」って言いながらまた片づけて、ちょっと惜しいところにされたおしっこを拭き、チップがいないこと以外は何ひとつ変わらない時間を。
夜はみんなで一緒に寝ました。
きっとまたこうやって、今いる子たちに私たち家族は助けられて生きていくんだなーって思いながら。
あしたもげんき!
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