生ごみも減らせて一石二鳥!
手作りごはんや良質なお肉のトッピングで気になるのが、リンの過剰摂取です。リンとカルシウムはお互いに関係し合っています。どちらの栄養素も体には必要なもので、不足しても多すぎても困ります。
理想的な摂取バランスはリン:カルシウム=1:1~1.5です。
市販のドッグフード、手作りごはんのどちらの場合でも、リンの不足を考える必要はあまりありません。カルシウムは「吸収率」が問題になることが多く、人も犬も不足しがちです。
※プレミアムフードであれば基本的に追加は必要ないと思っています。
そこで、最近(?)流行っている卵殻カルシウムパウダー。なんと自宅で簡単につくることができました。卵1個分で小さじ1杯程度のパウダーができます。
手作りごはんがメインだったり、ジャーキーのおやつが大好き!という子には特におすすめです。
作り方
①ある程度卵の殻をストックしておく
1個や2個でいちいち作るのはめんどくさいです。洗ってよく乾かした状態で冷蔵庫で卵殻を貯金。今回は日光の力を借りましたが、レンジで500wで4分くらいチンすると素早く乾きます。殻がヌメヌメしたままだと不衛生になっちゃいます。
殻の内側についてる薄皮は洗う段階で取ります。めんどくさいので取らなくても問題ないと思います。
②ストックができたら煮沸消毒する
サルモネラが気になる場合は沸騰した状態で10分。後でチンもするので、煮沸は5分程度でも大丈夫だと思います。
③レンジで完全に乾燥させる
500wで4分くらいで完璧です。焦げに注意です。
お熱くなっておりますのでお気をつけください…
④省略
⑤ミルミキサーで破砕!
煙がたつほど、これでもかっ、というくらいするとかなり細かくなります。もちろんすり鉢やめん棒でたたくなどお好みの方法で。しっかり乾かしているので薄皮も気になりませんでした。
ザラザラが気になる場合は、茶こしなどで濾す→残ったものを再度つぶす→これを繰り返すといいです。
タッパーなどの密閉容器に入れて冷蔵庫で約1か月ほど保存できます。
与える量
犬の場合、カルシウムの必要量は人間の14倍にもなるといわれています。1日あたり体重1kgで120mg。体重が5kgだと600mgです。
卵殻パウダーは、小さじ1杯にカルシウムが1,800mg含まれています。カルシウムの吸収率や年齢別で話をすると終わらないので、単純にこの数字だけで考えていきます。
つまり、体重5kgの子は1日あたり小さじ1/2杯のパウダーを追加します。
(他にもカルシウムを含む食材をとると考えると、気持ち少な目でもOKです)
私たちの場合は、1日あたり小さじ1杯より少な目、というアバウトな感じで。ただ、食べるとどうしてもザラザラ感は気になります…
お安く手軽にカルシウムが摂れるので私は続けます!笑
摂りすぎに注意
ごはんに混ぜてみました。味は問題なさそうでした。(左のはるさんにご注目…)
骨にいいカルシウムですが、摂りすぎると骨がもろくなってしまいます。不思議ですね。詳しい解説は省きますが、体のためには不足も取りすぎもダメということです。
でも、安心してください。
人もそうですが、犬もカルシウムを摂りすぎると、うんちやおしっことして排出されます。うんちに白っぽい粒がまざったり、うんちがカチカチになることがあります。その場合はカルシウムが多いよ!というサインです。
摂りすぎても数回程度では問題ありません。気になるときは1日おきとか、たまに意識して摂ってみる程度でいいのかなと思っています。
参考 【医師監修】カルシウムを過剰摂取するとどうなるの? | ヘルスケア大学
本日のおすすめ。
おいしかったけど、あくまでも犬用です。
食の細い子やおなかの弱い子にも最適。
コメント
はじめまして
高齢犬になり最近は骨からカルシウムを取ることが難しくなっていたのでとても参考になりました♪