大事にそだててきたもの
まろんさんには、ずっと大事にそだててきたものがあります。
背中のコブです。パグカットにするとけっこう目立ちます。
最初はイボっぽく出現してきたこいつ。数年間でこんなに育ってしまいました。
はじめのうちは、ぷにゅぷにゅと柔らかかったです。なにか悪性の腫瘍ではなく、中に脂がつまっていることは動物病院でみてもらっていました。病院に行ったときに注射針で吸い出してもらったこともあります。白い脂がにゅるにゅるとシリンジの中に吸われていました。
調べもの 脂肪腫についてまとめてみました。
血流はうっ滞していて、皮膚は伸展。その部分だけはもう毛がはえないのでとぅるとぅるです。毛が伸びてもここだけはハゲ。
獣医師からは「見た目は気になると思うけど、動きを邪魔する場所じゃないから全身麻酔のリスクをとってまでとらなくてもいいんじゃないか」と言われていました。引っ越しなどで3か所くらい病院を変わりましたが、どの病院でもそうでした。
心臓が悪いこともあったし、体に負担かけて全身麻酔してとるまでもない。
見た目が悪いだけでまろんの体に悪いことがないんだったら。
吸っても吸ってもまたそのうち大きくなる。いたちごっこ。
そのうちコブがなくなるのを期待することはやめました。
もうこのままでもよかったんだけど…
諦めようとしながらも、どこかでいつか破裂してくれないかなー、針でもさしてみようかしら。なーんて良からぬ考えをしたり。
ここ最近はその脂もかたまってきたのか、触っても前のようなぷにゅぷにゅ感はなくなってました。なんとなく柔らかいけど、芯があるような。以前のように私が気にすることはいつしかなくなり…
あるとき、日中面倒をみてくれていた家族からメールが入りました。
「まろんが破裂している」
なにっ、どーゆーこと!?帰ってすぐ確認しました。
服着せてたんですけど、コブのあったあたりに何かがしみている。服をめくったらコブ破裂してる。まろんが気にする様子はなかったので、ちょっとしぼってみました。
めっちゃ出てくるー
にゅるにゅる白いものがめっちゃ出てくるー
にきびつぶしたことありますか?ああいう感じで白い脂がたっくさん出てきました。
うぅ、きもちわるい
いま何してくれたん?あん?
それにしても、まろんが破裂しているって。目玉かと思ったよ。ほっ。
コブは多少小さくなったものの、このままじゃ感染しても怖いと思ってその日すぐに病院へ行きました。いつもの病院は時間的にやってなかったので、以前にも一度お世話になったところへ。
先生も少ししぼってくれたのですが、脂は出てこれる分は出きったよう。でもコブが完全になくなったわけではありません。
「皮膚もうすくなってきてるし、一度なったらくり返すかもねぇ。いい機会だからとっちゃってもいいかもねぇ。」
いや、まろんが心臓悪いの先生も知ってますよね…ずっと付き合っていくからもういいよ…
そして先生はこう続けた。
「この子だったら局所麻酔でいけそうやしねぇ。」
ん?いまなんと?
局所麻酔でこれ、取るの?
そんなことできるの?
ってかそんなことしていいの?
どんなに小さな手術でも「犬の麻酔=ほぼ全身麻酔」と思っていました。
結局、手術してもらうことを決めました。
この先生とまろんを信じて。
局所麻酔で。
今後の経過もレポートしていきますので、お楽しみに!!
あしたもげんき!
コメント
背中に5m前後のイボが無数にある特に下半身に多い