デジタル一眼レフでも使えるコンパクトでタフな三脚を選んでみました

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以前、デジタル一眼レフで使えるおすすめの三脚について書きました。普段は車で移動するため、しっかり重さもあって高さもある(そして安い)ものが私にとってはベストでした。しかし、旅行の時など、持ち運ぶにはもう少しコンパクトなものがいいのではないかと思い始めました。

一人や写真好きな仲間と出かけるなら何を持ち歩いてもいいんです。でもそうじゃない場合だと三脚を肩にかけて歩いて、いざ撮るときにガサゴソとセッティングして…というのはちょっとなぁ、と思うんです。

そこで今回は、コンパクトでなおかつ一眼レフにも耐えられるほどタフな三脚について調べてみました。

 

コンパクトでタフな三脚を選ぶ際の基準

そもそも三脚ってどうやって選ぶの?という方はこちらをまずご覧ください。

カメラ初心者に最適な三脚の選び方は?デジタル一眼レフ用おすすめの三脚
デジタル一眼レフでも使える三脚第1弾!どんなシーンで三脚を使う?どの性能で選ぶ?初心者でも迷わない、後悔しない、三脚の選び方をまとめてみました。一眼レフはもちろん、ミラーレスやコンパクトデジカメにもおすすめです。

 

コンデジなら市場に出回っているコンパクトな三脚はだいたい使えると思います。100均でもいいんです。しかしフルサイズじゃなくても一眼レフとなると話は別。コンパクトさと一眼レフにも耐えられるもの、という視点で性能や見た目で選んで「これだ!」と思ったものはだいたい値段が高い。

小さいとか安いものって壊れやすかったり、カメラを取り付けたときの安定性にかけるんです。ちょっと気軽に持ち運んで使いたい程度なので、予算はおさえたい。でも安いものを買って三脚が倒れて「あ、カメラが…」なんて悲劇もいや。

そんなわがままな感じで選ぶ基準を決めてみました。

 

①旅行に持っていけるサイズ

肩にかけたくないのでリュックの中に入れられる。機内持ち込みしたい。

②一眼レフでも耐えられる

安定が一番なので高さはそんなに出なくてもかまわない。

使用機はKiss X7i + 18-55mmのキットレンズで計730g。最大搭載重量は少し余裕をもちたい。

③機能はシンプルで値段が安い

頑張って1万円以内に抑えたい。

※なお、ここでの一眼レフとは、フルサイズではなくAPS-Cサイズを前提にしています。 

 

4メーカーからおすすめを厳選

ではさっそく見ていきます。

SLIK(スリック)

有名な日本の三脚メーカー。商品ラインナップは豊富で価格が手ごろ。

■ ミニプロ7 N

収納高は19.5cmと500mlのペットボトルより小さいです。伸ばすと最長45cmになります。本体重量は540g、最大搭載重量2kgまで。自由雲台は取外し可能で、クイックシュー取付部に2軸の水準器が装備されています。このサイズで水準器もついているのはいいですね。脚の固定方法はレバーロック式で、固定できているかがしっかり分かるので安心です。

余談ですが、胸当てで手ブレを防ぐ「チェストポッド」としても便利とされています。この方法だと、すばらしいホールディングでの撮影が可能となるようです。

 

■ プロミニⅢ N

収納高20.5cmとこちらもペットボトルより小さいサイズ。最長22cm。本体重量320g、最大搭載重量1kgまで。自由雲台は取り外し可能です。クイックシューなし。脚の固定方法はナット式のため、感覚的に素早くセッティングできます。安心感があるのはレバー式ですが、サッと使いたいときにはナット式がいいと思います。

こちらも憧れの「チェストポッド」としても便利です。ちょっと小さすぎる感じもします。

 

■ スプリント MINI II

収納高35cm、最長約1m。本体重量780g、最大搭載重量2kgまで。クイックシューつきで自由雲台は取り外し可能です。脚の固定方法はレバーロック式。この長さでローポジション撮影もできます。

ガンメタリックのカラーがかっこいい。予算はややオーバーですが、このスペックでカバンにも入る。間違いないモデルです。

 

Velbon(ベルボン)

SLIKと並んで有名な日本のメーカー。どれを選んでいいか分からないほど商品ラインナップが豊富。

■ ウルトラ353ミニ

収納高18.8cmでペットボトルより小型。最長47.7cm。本体重量597g、最大搭載重量1.5kgまで。自由雲台は取り外し可能です。クイックシューなし。脚の固定方法はベルボン独自のウルトラロック。見た目はナット式に似ているのですが、シュシュッととんでもなくスピーディーにセッティングできます。

この記事を書いたあとすぐに買ったのがこのミニ三脚です。テーブル三脚としても旅行用としても重宝しています。

 

■ ウルトラ453ミニ

収納高22.5cm。ペットボトルと同じくらいのサイズなのに最長60.8cmとよく伸びます。本体重量795g、最大搭載重量2kgまで。自由雲台は取り外し可能です。クイックシューなし。脚の固定方法はウルトラロック。

予算はややオーバーするものの、このサイズでこの性能は驚きなので載せときました。

 

king(キング)

幅広い写真用品を手がける浅沼商会が展開するブランド。大型カーボンからスマホ用まで、かゆいところに手が届く。

■ Fotopro M-4 MINI

収納高17.5cmとトップクラスのコンパクトさで、最長45cm。本体重量は670g、最大搭載重量2kgまで。取り外し可能な自由雲台とクイックシュー付き。

チェストポッドとしても使えます。収納ケースはほかの三脚もだいたい付属しているのですが、これの付属ケースはベルトに固定できちゃったりして非常に使い勝手がいいです。

発売日としては古いものなので、在庫がなくなってくるかも知れません。

 

■ Fotopro X-go mini

こちらも文句なしの製品。コンパクトでかつカーボン製のため値段がやや高くなってます。

 

manfrotto(マンフロット)

イタリアのメーカー。ラインナップが豊富で、デザイン性からも人気が高いのが特徴。

今回の予算的にはどれもオーバーしちゃいますが、やっぱり欲しくなる!ということで覚え書きです。大きく見えても機内持ち込みOKなサイズなのでご安心ください。

■  Befreeシリーズ

■ COMPACTシリーズ

 

今回は一眼レフでも使えるコンパクトでタフな三脚を選んでみました。何を撮りたいか、どんなシチュエーションで使うのかを想像することで、どのサイズの三脚を選べばよいのか。これがある程度しぼられてくると思います。

サイズ的にはミニサイズが気になるのですが、普段も使えるかと考えると…マクロとかテーブルフォトも楽しむなら良さそうですよね。旅行の時も普段もこれ1本で!と欲張りたい場合はマンフロットあたりから選んでおけば後悔しないと思います。

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